関口さとみとのキスを目撃されたと知った三上健一は、赤名リカと共に永尾完治(カンチ)の家に行く。
しかし、カンチは話もロクに聞かず外出してしまう。
カンチは公衆電話からさとみに電話する。
「ベルの音が永尾くんぽかった・・・」
いかにもカンチからの電話を待ってたように言うさとみ。
本当は三上からの電話を待っていたクセに。
カンチはさとみをデートに誘う。
リカにもらったチケットでアイスホッケーの試合を見ていた。
そこに偶然を装いリカが現れる。
試合のあと、帰ろうとするリカをさとみは引き留め、3人で食事に行く事に。
目的は、カンチと自分の仲の良い所を見せ付けるため。
しかしカンチの言った一言でリカは怒り帰ってしまう。
帰り道、いきなりさとみは「永尾君、スキ」と言う。
カンチの気持ちがリカに行ってしまわないよう予防線を張ったのだった。
カンチも舞い上がってしまい、さとみに「付き合ってくれないか」と言ってしまう。
しかし、カンチはあくまでキープ、本命は三上。
「永尾くん、スキ」と言っておきながらも答えは保留にする。
職場の同僚と自宅で食事をするさとみ。
三上ではなくカンチと付き合うかもと言うさとみに半分あきれる同僚。
そこに三上から電話がかかるが、無言のまま切るさとみ。
冷たい態度で三上をじらす作戦だった。
しかし、三上からの電話はなく少しあせるさとみは自分から三上に電話をする。
そして、カンチからの告白の事を三上に喋る。
これで三角関係のできあがりだ。
同僚にはカンチと付き合うと言っておきながら、三上には迷ってると告げる。
これで、三上はあせり、付き合おうと言うはず・・・が、電話の向こうで女性の声が聞こえた。
さとみは考えた。まずはカンチから落そうと・・・
カンチはこの間の事を詫びようとリカと食事の約束をしていた。
しかし、そこへさとみから電話が入り、この間の返事をすると言う。
その電話を聞いていたさとみの同僚は、
「二番目に好きな人と付き合う方がうまくいくって言うしね」
と嫌味を言うが、さとみは、心の中でこの作戦は必ず成功させるとたくらんでいた。
カンチはリカとの約束をすっぽかしさとみと逢う。
カンチと逢ったさとみは相変わらず学生時代の話をする。
机に落書きをされていじめられたと・・・
「それ、消したの俺じゃない」
さとみはしまった!!と思った。
涙でごまかそうとしたが、カンチは思いつめたままさとみの顔を見ない。
仕方なく、「こんな私でよかったら・・・」と返事をしようとするが、カンチはロクに答えを聞かずに店を出る。
さとみは次の作戦を考えながら家に帰ると、そこに三上がいた。
さとみはわざとらしく嘘泣きをしながら「永尾くんにふられちゃった」と三上に告げる。
私の男運はまだある!やはり三上から落そう・・・