高校の同級生の結婚式に出席したカンチは、パーティの会場で一緒になったさとみが、あまりに明るいことに驚き、さとみから今度リカと一緒にごちそうすると言われ笑って別れる。
三上と会ったリカは、お前の愛情は重いと言われ、もっと上手に人を好きになれたらとつぶやく。
帰ってきたカンチは、母からかかってきた電話を勝手に長話しているリカに、もう電話にでるのはやめてほしいと告げる。
カンチの怒る意味がわからないリカに、あきれてしまう。
さとみの留守中、自分の荷物をとりにきた三上は、戻ってきたさとみが明るく笑うのを見て、「やっと昔に戻ってくれた。付き合っていた時は、そんな笑顔がみれなかった」と言う三上に、手編みのマフラーを渡し、「悪いことばかりじゃなかった」と返すさとみ。
カンチから今日の夜、時間あるか?と聞かれ、仕事が少し残っていると答えるリカだったが、さとみから今日の約束の時間に遅れるからと連絡があった。
三人であうことになっていたのだが、カンチはさとみから二人で誘われていることは言わなかった。
それを知ったリカはカンチを探すが、一人で行ってしまったカンチ。
ショックのリカの前に和賀部長からロサンゼルス転勤の内示が決まったと告げられる。
さとみは、カンチと三上から卒業式にもらった第2ボタンを見せ、三上からもらったボタンを捨ててしまう。
自分はもう高校生の頃のと違って汚れたというさとみに、いまでもあこがれの的で汚れてなんかないとカンチが励ます。
ひとり思いにふけっているカンチのもとに、リカが会社の同僚をつれて来る。
不機嫌のカンチはリカの転勤のことを同僚から聞き、どうして何も言わなかったと問い詰める。
逆に私に黙っていることはないか?私がいないほうがよかったのか、さとみと二人で会いたいと思ったんじゃないのか・・答えて・・と言うリカに何も答えられないカンチ。
一人になったリカは、カンチに電話を入れるが、さとみからかかってきた電話で話すカンチに、ずっと話し中のまま・・思い余ってリカは和賀部長に電話をかけ呼び出す。