永尾完治(カンチ)が卒業した小学校で再会した赤名リカ。
カンチの故郷を一緒に回るリカ。
そのころ関口さとみは、職場の同僚に
「さとみ、どうして永尾くん行かせたりしたの?もうさとみのとこには戻ってこないかもしれないよ。」
と言われる。
なぜさとみは一から十までこの同僚に話すのだろうか。
どこまで無関係な人を巻き込めば気が済むのだろうか・・・
「我慢しなきゃいけない想いもあるの・・・」
さとみの口から「我慢」と言う言葉が出るとは思わなかった。
そこへ三上健一が現れる。
なぜか二人でバッティングセンターへ行く。
特に深刻な会話もない二人だった。
三上の前に、いきなり現れる長崎尚子。
「捨ててきちゃった・・・」
抱き合う三上と長崎・・・
結局、長崎は何がしたかったのか?
ただ、綺麗なドレスが着たかっただけなのだろう。
空気の読めないオンナ長崎も、やっと三上の空気を読めたと言う事だろう。
カンチとリカ・・・
カンチは何のためにリカを探しにきたのだろうか・・・
リカはそのまま姿を消した。
さとみから長崎が三上の元へ来たと話を聞かされるカンチ。
いまだに陰で三上と連絡を取り合ってるところがメギツネさとみらしいところだ。
それから三年の月日が流れた。
リカは会社を辞め、またもや行方不明らしい。
三上と長崎の結婚式に向かうカンチとさとみ。
よく考えれば長崎はバツイチだ。
結婚式の帰り、偶然リカと会うカンチとさとみ。
気まずい空気が流れる。
さとみの左手の指輪を見つけるリカ。
「結婚したんだ」と言うカンチ。
さとみは、
「久しぶりに会ったんだから同窓会したら」と言い、カンチとリカを二人にする。
気を利かせたつもりのさとみだが、そんなくだらない事を言う前にリカに謝るべきではないだろうか。
リカからカンチを奪い、リカをロスに追いやり、そのすきに結婚まで・・・略奪愛・・・
リカと二人になったカンチ。
「永尾くん」と呼ぶリカに違和感を感じる。
別れ際、やっと「カンチ」と呼ぶリカ。
リカはカンチに想いを残したまま分かれる。
カンチは最後にリカに「カンチ」と呼ばれた事でやっと吹っ切れた。
二人の男を手玉にとり、同僚まで巻き込み、周りの邪魔な存在を消し去り、略奪愛でカンチをモノにしたさとみ。
二人の愚かな男はいまだにこの悪女さとみの本当の正体を分かってない・・・