【関口さとみ編】第8話「この恋を信じたい」

永尾完治(カンチ)を関口さとみの元へ行かせた事を後悔する赤名リカ。
カンチは仕事中もさとみの事が気になって仕方がない。
そんなカンチをリカは見抜いていた。

さとみと別れた三上健一は、すでにふっきれたのか長崎尚子に「結婚やめちまえ」などと意味ありげな言葉をかける。

仕事に精を出すさとみ。
「心配掛けたみんなに言ってまわろうと思って・・・関口さとみは社会復帰しましたって。」
みんなと言っても、カンチとリカだけだ。
今更何を言うのだろうか。悪女さとみは・・・

友人の結婚式の二次会の幹事をたのまれたカンチ。
二次会でさとみに会ったカンチ。
いつもと違ってやけに明るくふるまうさとみ。
三上と別れた事をまだ引きずってるからわざと明るくふるまってる・・・
そう思ったカンチはさとみが同級生ひ冷やかされているのをかばう。

それを勘違いした同級生たちは、カンチとさとみをくっつけようと盛り上がる。
プリッツでゲームをする事になった二人。
カンチは戸惑っているがさとみノリノリだ。

キスしてほしいと言わんばかりに唇を尖らせ、カンチの唇だけをみつめるさとみ。
こういうチャンスをいつも狙ってるさとみなのだ。

しかし、カンチは途中でプリッツを折り、ゲームを終わらせる。
キスができなかったさとみは「もう、永尾くん」と甘えて見せる。

帰り道、いきなり「今度、私おごるから」と言いだすさとみ。
カンチは二人でと思ったが、「リカさんも一緒に」と最後に付けたすさとみ。
普通なら「今度三人で・・・」と言うはずだが、

さとみはどういう反応をするのか、揺れているカンチの気持ちをもてあそんでいた。

ロスの転勤話の内示を受けたリカは迷っていた。
カンチが帰ってきたら相談しようと思っていたが、カンチの母親からの電話を受け長話をするリカ。
そこに戻ってきたカンチは、三人で食事の話しをしようとするが、自分の母親と親しく話すリカを厳しく避難する。
そのことで、食事の話しはせず、さとみと二人で行こうと考えた。

さとみの留守の間に荷物を取りに来た三上。
軽く会話を交わして出て行こうとする三上に、
「忘れ物」と言って手編みのマフラーを巻いてあげるさとみ。
”あなたの事を考えながら編んでたらこんなに長くなりました”と言う位の長さだ。

「悪い事ばっかりじゃなかった・・・」と言うさとみ。
三上からすれば、まだ気持ちが残ってるかもと誤解するような言葉だ。

さとみは、カンチと三上は親友だから、カンチをモノにした後も嫌でも三上と顔を合わすと言う事をすでに計算しての言動だ。

リカには何の相談もなく、食事に行く日時を決めていたさとみとカンチ。
何も聞いていないリカはいきなりさとみから電話で、「今日はおごっちゃうから」と聞かされる。

さとみの予想は的中した。電話の向こうで無言になるリカの反応は、やはりカンチはリカには内緒だったのだと。
それでも平然と時間変更を告げるさとみ。きっとリカは来ないだろう・・・そう思いながら。

必死でカンチを探すリカだった。カンチは猛ダッシュで会社を後にし、待ち合わせ場所へ向かった。
わざとらしく「あれ?リカさんは?」と聞くさとみ。
「仕事抜けられなくて」と嘘をつくカンチに「そう、残念」の一言だけ。

リカと電話で話した事には一切ふれないさとみだった。

ボーリングを楽しむ二人。そしてバーへ・・・

三上の事を気にするふりをしたり、恋愛に臆病になっていると思わせるため演技をするさとみ。
いきなり、制服の第二ボタンを出すさとみ。
どれだけ私の事を好きだったか思い出してと言わんばかりに過去を引き合いにだす執念深いオンナさとみ。

カンチのボタンは本人に返し、三上のボタンだけ川に投げ捨てるさとみ。
「三上くんが好きになってくれた、永尾くんが好きになってくれた私はもういないの・・・汚れちゃった・・・」
こんな事を言われて、カンチがほっておける訳がない。
計算ずくのさとみの言葉だ。

案の定、家に戻ったカンチはさとみの事ばかり考えていた。

リカが同僚を連れて帰ってきた。
その事に対しても、リカのロスの転勤話しをいきなり聞かされた事にも激怒したカンチ。
二人は言い合いになるが、「私に黙ってる事ない?」とリカに突っ込まれ無言になるカンチ。

飛び出したリカを追いかけたが、電車が通るのに阻まれ、それであきらめて帰るカンチ。

そこへさとみから電話がかかる。
さとみは、きっと二人は今日の事でもめているだろう、そうでなくてもカンチの気持ちが自分の方へかなり傾いてるであろうと考え、念には念をと思い電話をかけてきたのだ。

リカはカンチへ電話をするが、カンチはさとみと話し中。

ふと、頭に浮かんだのが昔のオトコだった・・・

さとみに振り回される二人の今後は・・・