【関口さとみ編】第6話「赤い糸に結ばれて」

「24時間スキって言ってて」
永尾完治(カンチ)に嘘を付かれた赤名リカは全身全霊でカンチにぶつかっていくオンナなのだ。

恋愛にオープンなリカにカンチは戸惑っていた。

関口さとみが盲腸で入院したと三上健一から連絡が入る。
リカと共にお見舞いに行くカンチ。
三上の事でカンチを巻き沿いにしておきながらも、
「腹へってないか?」と三上に聞かれると、
「何か果物食べたい」と甘えるさとみ。

三上とリカは買い物に行き、さとみはカンチと病室で二人っきりになる。
「この間はごめんなさい。リカさん怒ってなかった?私のせいで永尾くんとリカさんがケンカしちゃったら・・・」
さとみの作戦だとも気づかずにカンチはさとみと三上の関係を心配をする。

どこまでお人よしなカンチなのだろう。

そこへ空気の読めないオンナ長崎尚子がお見舞いに来る。
病室に戻ってきた三上は長崎を見てびっくりする。
「同級生の彼女が入院してるのよ。お見舞いくらい来るでしょ」

そして、いきなり「私、結婚するの」とみんなの前でしゃべりだす。
やはり空気の読めないオンナ長崎の行動は不可思議だ。

リカとカンチも帰り、病室に二人っきりになったさとみと三上。
「寝るまでいるよ」と言う三上に、
さとみは「寝ちゃったら三上くん帰っちゃうでしょ」と甘えて見せる。
長崎との関係を疑いながら、カンチに気持ちがあるふりをしながら、どこまでもオトコを振りまわすさとみだった。

さとみが退院し、久しぶりにカンチと一緒に飲む三上。
やはり話題はさとみの事になる。
どこまでもお人よしな二人、さとみに振り回される二人だ。

リカとの事が会社中で噂になり、戸惑うカンチ。
それに比べ、あくまでマイペースなリカ。
そんなリカの事をカンチは少しずつ・・・

残業になりそうなさとみに気を使ってくれる職場の同僚。
いつでもどこでも誰からも、ウブで奥手な関口さとみで見られていなければいけない。
いつも本気でさとみの事を心配してくれるこの同僚も、さとみにとってはうわべだけの付き合いだ。

三上を飲みに誘いだした長崎。
三上に結婚の事を突っ込まれ、やけ酒する長崎。
今夜は三上と過ごすと決めた長崎だったが、やっとさとみとの関係も良くなってきた三上は、ただの友達としてしか長崎に接しない。
そんな三上に、強引に抱きつく長崎。
その場面を目撃してしまったさとみは・・・

「永尾くん、今何してる?まだ会社かな?リカさんと一緒?
私は、私は・・・もう分からない、三上くんが信じられない。
お願い、永尾くん決めて、永尾くんの言うとおりにする・・・」

こうカンチの自宅の留守電にメッセージを残すさとみ。

今夜、職場を出る時、同僚に心配されてたさとみ。
普通は一番に頭に浮かぶのは同僚ではないのか?やはり、うわべだけの付き合いだ。

口先ではカンチに頼らないなどと言いながらも、悪女っぷりを出すさとみだ。
まんまとさとみの思惑にはまったカンチは、留守電を聞き、さとみの元へ向かう。
リカも留守電を聞いてしまった。
というより、さとみの罠にリカもはまったのだ。

カンチを取り戻すため、リカとの仲を裂くため、
リカも聞くであろうと考え、わざと意味深なメッセージを留守電に残したさとみだった。

リカはカンチを信じ、カンチの帰りを待っていた・・・