赤名リカと一晩共にした永尾完治(カンチ)。
罪悪感でいっぱいのカンチにリカは明るくふるまう。
リカは同僚と飲みに行く途中、三上健一と関口さとみに会う。
リカに「カンチ、この事知ってるの?」と聞かれ、
三上は「あぁ」と平然と答える。
が、さとみは違った。
「リカさん、私たちが付き合ってると思ったかなぁ・・・」と、すでに三上を手に入れたにも関わらずカンチの事も切り離そうと言う気はないのだ。
三上は、さとみが泊まった事もすべてカンチに話したとさとみに言うが、さとみは逆切れする。
同僚に「同棲するんでしょ」と言われるさとみ。
「三上くんといると、ドキドキするの・・・」
と、あくまでウブなふりをするさとみなのだ。
一方の三上は、長崎尚子とも付かず離れずの関係だった。
しかし、心はさとみにある三上は、何気に迫ってくる長崎に対し、あくまで友達関係として付き合っていた。
ある日、さとみ、三上、リカ、カンチの4人で逢う事になった。
あいかわらずハイテンションのリカ。
カンチを無視するさとみ。
さとみはまだ気にしていたのだ。
私をふったオトコ・・・と・・・
しかし、リカの前だけでは、カンチに気があるふりをするさとみだった。
食事の席で、さとみと同棲する事をカンチに言う三上。
カンチに軽いオンナと思われたくないさとみは三上を睨みつける。
無理やりリカを好きになろうとするカンチ。
しかしリカとケンカをしてしまう。
三上の部屋に戻ったさとみは、三上に説教を始める。
あくまでカンチの前ではウブなオンナでいたいさとみ。
本命は三上、カンチは二番目。この三角関係を壊す気はないのだ。
しかし三上はカンチが邪魔だった。
だからカンチには、カンチの知らないさとみの事を話し、カンチがさとみに幻滅するよう仕向けるのだった。
そこに空気の読めないオンナ、長崎が訪ねてくる。
長崎を返した後、気まずい雰囲気の中、さとみを抱きしめようとする三上だったが、その手を振りほどき帰ろうとするさとみ。
このオトコはまだ懲りてない・・・
その時三上がこう言った。
「お前の気持ちがまだ永尾に残ってるからだ!」
悲しい顔をしながら三上を見つめるさとみ。
一方、リカとカンチは、やっと仲直りする。
そして、カンチはリカを好きになろうと心に決めるのだった。