雪が残る小学校の校庭でリカと会ったカンチは、以前の約束どおり故郷の町を案内した。
学生時代の思い出の場所にいきながら、お互いの気持ちを話す。
そして、カンチのことを胸にだきロスへ行くと言うリカに、もっと楽に生きろ・と言うカンチ。
4時48分の電車に乗る・・気持ちが変わったらきて・・、と走り去っていくリカを後にして、カンチは一人たたずむ。
電車の出発時刻がせまる中、カンチは走り出した。リカの乗る予定の電車に駆けつけ、乗客を見渡したがそこにリカの姿はなかった。
電車が走り去った後、駅員にリカのことを尋ねると、一本前の電車に乗って行ったと教えられ、リカが立っていた場所に近づく。
そこにはカンチがリカに貸したハンカチが結んであり「バイバイ、カンチ」・・と書かれていた。
一本前の電車に乗ったリカは、カンチとの出会い・・楽しかった出来事を思い出し、ひとり涙にあふれていた。
三上の前に、新婚旅行先から戻ってきた長崎が現れる。
行きの飛行機が着いたその足で、そのまま引き返してきた・・と言う。
新郎も・親も・・捨てて三上の胸に飛び込んできた長崎をしっかり抱きしめる三上。
愛媛から戻ったカンチは、リカからの別れの手紙が届いていることを知る。
カンチと出会えてよかった・・また、会えるよね・・と。
3年後・・
三上と長崎尚子の結婚式に、カンチとさとみが出席する中、やっと二人の結婚を許した尚子の両親が現れる。
そして、帰り道、前から歩いてくるリカを見つけ、カンチが声をかける。
振り返るリカは、カンチとさとみが結婚したことを知り祝福する。
気をきかせたさとみは、一人買い物にでかける。
カンチのことを永尾君と呼ぶリカは、永尾君を好きになって好きになってくれたことを、胸に大切に思っている・・と元気に話す。
最後に「カンチ」と呼んでバイバイする笑顔いっぱいのリカの後姿を黙って手見送るカンチ。