豪栄道、大関陥落で潔く引退決意!!

大相撲の大関豪栄道(33)が27日、現役引退の意向を固め、師匠の境川親方(元小結両国)を通じて日本相撲協会に伝えたことが分かった。
承認されれば正式に決まる。

 

豪栄道はかど番だった初場所で負け越し、3月の春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)での関脇転落が決まっていた。
10勝すれば大関に復帰できるが、潔く土俵を去ることになった。

 

勇敢で、潔く。一度口から出した言葉には、責任をもつ。「これからも大和魂を貫いてまいります」。
大関昇進を決めた伝達式で述べた口上に偽りはなかった。
同じ33歳の徳勝龍が幕尻優勝を果たした一方で、大関豪栄道が引退を決意した。

 

自身9度目のかど番で迎えた初場所で5勝10敗と負け越した。
昨年11月の九州場所も途中休場しており、3月の春場所では歴代10位の33場所、約5年半守った大関から関脇へ転落することが決まった。

 

春場所は大阪・寝屋川市出身の豪栄道にとっては地元となる。
さらに、現行のかど番制度(昭和44年名古屋場所以降)では「大関は連続2場所負け越しで関脇へ降下。翌場所10勝以上すれば大関に復帰できる」という特例がある。
しかし、行使せずにすっぱり土俵を去る。

 

痛い、かゆいという泣き言を聞いたことがない。
最近では「そう長くやれるわけではないし、だまし、だましやるつもりもない」と何度も聞いた。
「強いやつはどんなときでも勝つ。弱いから負ける」。
やりとりに、古武士のような孤高さを漂わす力士だった。
師匠の境川親方は「(豪栄道は)石のような信念、性格。よくも悪くも不器用な男」と評した。

 

関係者によれば、豪栄道が同親方に引退の意向を伝えたのは8敗目を喫し、負け越しが決まった12日目(23日)の夜。
場所終盤の盛り上がりに水を差すことを避け、大関の責任において心に秘して場所を全うすることを決めたという。

 

29日には春場所の番付編成会議が開かれる。
それまでに引退を公表しない場合、来場所の番付(関脇)に名前が残り、他の力士の昇降に差し支えることも考慮したとみられる。
今後は親方として後進を指導する見込み。

 

平成28年秋場所。
豪栄道はかど番で15戦全勝優勝を果たす。
かど番大関の全勝Vは史上初の快挙だった。
最初で最後に抱いた賜杯は、強烈なインパクトを残した。

 

【豪栄道 豪太郎(ごうえいどう ごうたろう)】
・所属部屋 境川
・本名 澤井 豪太郎
・しこ名履歴 澤井 → 豪栄道
・番付 大関
・生年月日 昭和61年4月6日
・出身地 大阪府寝屋川市
・身長 183.0cm
・体重 160.0kg
・得意技 右四つ・寄り
・生涯戦歴 696勝493敗66休(90場所)
・幕内戦歴 587勝442敗66休(73場所)