横綱「白鵬」43度目優勝果たすも横綱審議委員会から「見苦しい」の声!!

日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で定例会合を開催。
大相撲九州場所で4場所ぶり43度目の優勝を果たした横綱白鵬(34)に“物言い”をつけた。

 

12日目の小結遠藤との立ち合いでプロレス技「エルボー」のようなかち上げ、さらに激しい張り手で流血させたことを問題視。
協会に指導を申し入れた。
現時点で、協会は直接本人に伝えるなどの対応はしないという。

 

一人横綱として責任を全うした白鵬だが、横審は汚点を見逃さなかった。
矢野弘典委員長(78)=産業雇用安定センター会長=は「存在感を示した」と評価したが、12日目の遠藤との取組で見せた肘打ちのようなかち上げ、さらに激しい張り手を問題とした。

 

会合では「ちょっとやり過ぎ」「横綱としての振る舞いではない」「見苦しい」という意見が委員から相次いだことを明かし、「ほとんど全員から出た」と説明した。
白鵬のダーティーな立ち合いは、左手で張って相手の顔面をサポーターをつけた右腕の方向へ向けさせ、そこを肘で狙い打つ。
ピンポイントで顔面をヒットするエルボーのようなかち上げだ。

 

今回が初めてではない。
平成29年12月の臨時横綱審議委員会で、当時の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は自身に寄せられた投書を引用し、こうしたかち上げや張り手を多用する白鵬に「15日間で10日以上もあり、こういう取り口は横綱相撲とは到底いえない。美しくない、見たくない」と報告。
「協会としても工夫、努力をしてほしい」と要望した。

 

今回、矢野委員長も「見苦しいし、注意してもらいたい。指導してほしいと(協会へ)お願いした」。
前回の要望後、白鵬のラフな張り手やかち上げは激減した。

 

都倉俊一委員(71)=作曲家=は「どれだけ自覚するかわからないけど、横綱なのだから変なことを言われない方がいい。堂々とした横綱として。日本人にもなったことだし…」。
9月初旬に日本国籍を取得した白鵬の“自己変革”を求めた。

 

ただ、反則ではなく、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「先生方の意見は承った」とした上で、現時点で直接本人を指導するなど対応する用意はないと明言。
「対戦する方も、かち上げで空いた脇を突くとか、もっと気迫を持ってやっていかないと」とした。