Amazon「アレクサ(Alexa)」が警官を呼び事件解決!!

「アレクサ(Alexa)」は音声による指示に応えて、天気予報を伝え、出前を注文するなど、音声操作ができるAIアシスタント。

 

この「アレクサ」が搭載されたAmazonのスマートスピーカー「アマゾン・エコー」が警官を呼び、DV男が逮捕されたと、海外ニュースサイト「NEW YORK POST」が2017年7月10日に報じた。

 

アメリカ・ニューメキシコ州で同年7月2日、当時28歳のエドゥアルド・バロス容疑者はガールフレンドとその娘の住む家を訪れた。
その際に、ガールフレンドの携帯のメッセージを見たところ、浮気と疑われる文言を見つけ激高。
ガールフレンドに殴る蹴るなどの暴行を働いたという。
さら頭に血が上ったバロス容疑者は銃を手にし「警察呼ぶか?」とガールフレンドを挑発したそうだ。
すると部屋にあったアレクサがこの言葉に反応。自宅の固定電話と連動していたアレクサは「警察呼ぶか?」との言葉に従って、警察に緊急通報したという。
警察がSWATチーム(警察内の特殊部隊)と一緒に通報のあった住所に駆け付けたところ、彼女に暴力をふるっているバロス容疑者を発見して現行犯逮捕。
幸い暴行を受けたガールフレンドは軽傷で、娘に被害はなかったという。

警察は「素晴らしいテクノロジーは、彼女たちを救うのに大いに役立った」とコメント。
このニュースが世界に広まると「アレクサお手柄ですね」「いろいろな偶然が重なっていい方向にいった」「アレクサが防犯になるとは!すごい」など称賛する声が相次いだ。

 

「アレクサ」は音声で呼びかければ音楽を流してくれたり、天気を教えてくれたり、利用者の要望に応えてくれる。
この便利な機能が、不気味な反応をした例もある。

 

アメリカのサンフランシスコ在住の男性が、アレクサが突然話し始めて恐怖を覚えたと海外ニュースサイト「METRO」が2018年7月20日に伝えた。

当時30歳の男性のショーン・キネアさんは自宅で「Amazonプライムビデオ」を観賞し、一時停止して台所へ向かっているとき、突然アレクサが「私は毎回目を閉じると見えるのは、人々が死んでいることだけ」と話し始めたことに驚き、恐怖を感じたという。
予想していないセリフに驚いたキネアさんは、アレクサにもう一度、話した言葉を繰り返すよう頼んだが「分かりません」と答えたとのことだ。
なお、この件に関してAmazon本社の反応はなかった模様だ。

 

他にも2018年にアレクサが話しかけていないにもかかわらず、突然笑い出すという不具合が多数報告され、米Amazonもアレクサの対応デバイスが誤って笑い声を発する場合があることを認めた。
一連の騒動を受け、アレクサの音声反応への誤作動に対応して2018年2月、米Amazonはアレクサの「ウェイクワード」(アレクサを起動させるための言葉)がテレビCMなどから流れてきても、実際のユーザーと声を区別する新テクノロジーを実装し、反応しないように改善した。

 

いきなり不気味なことを話したり、奇妙な笑い声を発するアレクサを処分したユーザーは多いと言われている。
しかし、DVを受けていた女性を救ったアレクサの反応はお手柄と言えるだろう。