貴乃花部屋、苦難の春場所「親方の次は関取を潰せ!!」と煽り立てる親方衆!!


昨年10月、巡業先の鳥取で日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩が、大阪で3場所ぶりに復帰する見込みだ。

2月13日には約3か月ぶりに朝稽古に姿を見せ、「大阪で行なわれる貴乃花部屋の力士の激励会も、関係者には早い段階から貴ノ岩の出席が伝えられた」(後援会関係者)という。

昨年の九州場所時点で前頭8枚目だった貴ノ岩だが、今場所は十両からの再スタートとなる。
加えて貴乃花部屋からは貴公俊が新十両に昇進。
弟・貴源治とともに初の“双子関取”となる。

ただ、角界が正常化へ向かう気配は全くない。
「むしろ執行部派の親方衆は、“とにかく貴乃花部屋の関取を潰せ”と弟子たちを煽り立てている」(協会関係者)というのである。

初場所後の理事選で惨敗した貴乃花親方は、協会内で居場所を失いつつある。
不祥事が相次いだことを受け、協会は2月13日から再発防止のための「研修ウィーク」を設定。
「マスコミ非公開で行なわれた研修は、暴力行為、賭博、車の運転など30項目の禁止事項を改めて確認し、力士らの行動を戒めた。
ただ、印象に残ったのは“本場所中の親方・力士の動画出演禁止”が強調されたこと。
初場所中に民放番組(日本テレビ『バンキシャ!』)に録画出演した貴乃花親方への批判のための研修に思えた」(前出の協会関係者)

研修最終日に行なわれた臨時年寄会では、初場所後、協会に無断でテレビ朝日の特番に出演した貴乃花親方への批判が相次いだという。
「今の協会内の勢力図がよくわかった。
執行部派の親方からは“ルール違反”を咎める意見が次々と出たが、貴乃花シンパとみられていた親方からの擁護の声はほとんどなかった。
春場所直前の定例理事会では貴乃花親方に何らかの追加処分が下される可能性も取り沙汰されている。
一方の貴乃花親方本人は研修会を欠席。溝は全く埋まっていない」(同前)

そうして土俵外の対立が先鋭化しているからこそ、貴乃花部屋の弟子たちも“標的”になる。

担当記者はこういう。
「部屋に関取が何人いるかは、親方の評価、求心力に直結する。
貴乃花部屋は幕内の貴景勝に加え、十両が3人。
9人いる弟子のうち4人が関取です。
かつて大鵬親方や北の湖親方が強い関取を育てられず、“大横綱は名親方になれない”と揶揄されたが、貴乃花親方は違った。
しかも、大学出身力士はいない。
親方が自ら育てあげてきた」

若手親方のなかには現役時代の実績に加え、引退後の指導力を尊敬する者も少なくなかったという。
「暴行事件後に協会と対立した貴乃花親方からシンパが離れなかった背景の一つには、渦中の九州場所で部屋頭の貴景勝が日馬富士から金星をあげて11勝4敗という大躍進を果たしたこともあったと思う。
逆に初場所では反貴乃花派の部屋の力士に潰され、5勝10敗。
直後の理事選で親方も惨敗に終わった」(同前)

春場所では、十両で復帰する貴ノ岩や貴源治、貴公俊にも包囲網が敷かれるとみられているのは、「関取が幕下に落ちれば貴乃花親方の評価を下げることにつながるから」(同前)なのだ。