中国版”メルカリ”「閑魚」で生後7カ月の乳児を販売!?


<とてもかわいくて、泣くことはありません。おなかをいっぱいにして、よく寝かせてあげれば、泣きません。家庭の事情で養っていけなくなったので、最低価格26万元(約416万円)で売り出します>

これは、中国の大手フリマサイトの出品内容の説明を抜粋したものだ。
いったい、何を売ろうとしているのだろうか? 
一見すると、ペットのようだが……。

正解は、なんと人間だ!

しかもこの出品者は、生後わずか7カ月の実の娘を売ろうとしているのだ。
「澎湃新聞網」(4月11日付)などによると、母親はフリマアプリ「閑魚」に実娘の写真とともに、冒頭の説明文をつけて出品。
それを見たひとりが購入を希望すると、出品者は「値下げには応じない」と返答するとともに、出生証明書を表示したという。

この一件は、瞬く間に中国版Twitter「微博」などを通じて広まった。
すると、上海市の宝山警察が、この出品はデマだと発表。
18歳の同市在住の女が乳児の画像をダウンロードし、その子の親のアカウントに不正アクセスして書き込んだのだという。
第三者によるイタズラ的な犯行だったことがわかり、ネットユーザーも少しホッとしたようだ。

しかし、当局のあまりに迅速な対応が逆に怪しいと指摘するのは、上海でコンサルタントをしている日本人男性だ。
「『閑魚』は、いわば日本の『メルカリ』のようなサービスで、2014年にニューヨーク証券取引所に上場したことで話題となった、アリババグループの傘下です。
アリババのジャック・マー会長といえば、全国人民代表大会(全人代)に参加するなど中国政府との太いパイプを持っており、当局を動かすことはわけもないでしょう。
世間のアリババに対する批判をかわすために、スケープゴートをでっち上げ、デマに仕立て上げた可能性もあります。
実際、弁護士などの専門家は、アリババの管理不行き届きを非難しています」

中国のことだから、もちろん真相はわからない。
しかし、これが本当なら、中国ではカネ次第でなんでも揉み消せてしまうということか。
くだんの女児の出品はすでに削除されているが、もしかしたらすでに“売却済み”なのかもしれない。