籠池泰典理事長は証人喚問で何を語るのか!?


いよいよ“安倍疑獄事件”の本格的な幕開けとなるのか。

23日、衆参両院の予算委で行われる大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長に対する証人喚問。
入り口こそ、安倍首相が森友に寄付したという100万円の「真偽」だが、もちろん本スジはそこじゃない。
豊中市の国有地の払い下げに関与した財務・国交官僚は誰か。
鴻池祥肇元防災担当相以外で現ナマ政界工作を仕掛けた政治家は誰なのか――という疑惑の解明だ。
今の籠池理事長は「手負いの獅子」と同じ。
どんな隠し玉が飛び出すか分からない。

森友は既に財務省に問題の国有地返還を求められている上、石井啓一国交相も21日の会見で、支払い済みの補助金約5650万円の返還を求める通知を送付したことを明かした。
両省は今まで散々、国有地売買や補助金支出について「適法、適正」と説明してきたクセに、籠池理事長が歯向かう姿勢を示した途端、手のひら返しである。
もはや小学校の開校は絶望的となった森友が今後、資金難に追い込まれるのも時間の問題だ。
崖っぷちに立たされた籠池理事長の口から爆弾証言が出る可能性は十分ある。

「籠池理事長は、元検事や弁護士の協力を得ながら、証人喚問のための綿密な想定問答を考えているようです。
安倍首相からの手紙、昭恵氏とのメールのやりとりに加え、現職閣僚の実名や学校設置認可を“仲介”した役人らの名前を挙げるのではないか、といわれている。
とりわけ、籠池理事長は『心と心が一緒』と語るほど心酔し、幼稚園の運動会で児童に『がんばれ』と宣誓までさせた安倍首相が自分を批判し、バッサリ切り捨てたことに相当怒っています」(国会野党担当記者)

まさに可愛さ余って憎さ百倍。
「日本国のために、あのヘタレ総理は絶対潰さなあかん」と息巻く籠池理事長の姿が浮かぶようだ。
大体、「100万円の寄付」の件だって、当初は安倍政権への影響をおもんぱかって表沙汰にしていなかった。
ところが安倍首相や霞が関官僚らが、自分一人にすべての罪をかぶせてトンズラしようとしている姿に憤慨して“ブツ”を出してきたのである。

そんな籠池理事長が自信マンマンで証人喚問に応じる以上、手ぶらで出席するはずがないだろう。
対する自民党側の委員は「籠池証言は嘘」と国民に印象付けるだけの答弁を引き出す力量が求められるが、職業検察官でも至難の業だ。
何せ衆参合わせて4時間しかないのだ。
この問題を最初に追及した豊中市議の木村真氏はこう言う。

「籠池氏の証人喚問で何が飛び出すのか分かりませんが、本来、最初に喚問するべきは、当時の迫田英典理財局長(現国税庁長官)と武内良樹近畿財務局長(現国際局長)でしょう。
国家公務員なのだから業務命令で国会に呼べばいいだけです。
そして何より、安倍昭恵氏の喚問が必要でしょう。
籠池氏一人を喚問して幕引きは許されません」

籠池理事長による「独演暴露答弁」みたいな展開になったらテンヤワンヤになるのは与党だ。